2012年7月27日金曜日
岸田教団&THE明星ロケッツ/星空ロジック
1.ただ凛として
冒頭からノリの良いギターロック。ボーカルのつたない感じも、逆に可愛らしくて良い。
2.クリアレイン
哀愁を漂わせたアルペジオから始まるダンサンブルなロック。
3.84
疾走感のある曲。散りばめられたよくわからない歌詞と、時折使っている空間系エフェクターがどこか浮世離れしているというか、ふわふわした印象を受ける。最後のギターソロもなかなかの聞き所。
4.秋空
Number Girlっぽいリフから始まる曲。リフとサビ以外の部分のメロディ部分がちょっと弱いかな。
5.星空ロジック
表題曲。メロディアスで疾走感のあるギターが心地よく、タイトルのせいか全体的にキラキラした印象を受ける。名曲。
6.Telegnosis
なんか9mmっぽい。これまでとは少し雰囲気が違う気がするけど悪くはない。
7.Hello, World
もろweezerのisland in the sun。これをオマージュととるかパクリととるかで、このアルバムの評価が変わる気がする。個人的には好き。
総評.現在はメジャーデビューしている同人音楽サークル、岸田教団&THE明星ロケッツが同人時代に発表したアルバム。アジカンとかあの辺りに近いギターロックで、かなりの良作だと思う。ただ、最後のトラックがちょっともろパクリなので、その辺りが気になる人は注意が必要かも。
ONE OK ROCK/Nicheシンドローム
1.Introduction
イントロなので特に言うことはない。
2.Never Let This Go
いきなりハイテンションのシャウトから始まるアップテンポな英詩ロック。無駄に英語の発音が良いと思ったら、どうやらボーカルが帰国子女らしい。
3.完全感覚Dreamer
メロディアスなキラーチューンで、これを聞いてこのバンドが中高生に人気があるのが納得できた。特に最後のサビからの畳み掛ける感じは非常に格好良い。
4.混雑コミュニケーション
前曲の興奮が冷めやまぬまま、次もテンションの高い曲。歌詞のセンスはアレだが、これも格好良い。
5.Yes I am
マーチングのようなドラムから始まり、「おっ、バラードかな」と思わせてやっぱりロックな曲。こういう引き出しがあるのね。
6.Shake it down
再びハイテンションに戻る。冒頭の英語の語りっぽいところが印象的。ちょっと馬鹿っぽいのもグッド。
7.じぶんROCK
出だしのスラップやコーラスとの掛け合いが格好良い。前曲よりも良い意味で馬鹿っぽいというか、かなり弾けている。
8.Lair
ダークな雰囲気から始まり、段々とハードになっていく曲。サビ辺りはかなり圧倒される。
9.Wherever you are
王道のエモバラードといった感じ。良いんだけど、ちょっとベタ過ぎかな。
10.Riot!!
ライブ受けしそうなエモーショナルな曲。何気にこのバンド、ボーカルだけじゃなくてコーラスも大変だと思う。
11.アダルトスーツ
曲だけでなく、歌詞もハイテンション高め。タイトルせいで、サビの部分の「全部ダメダメなんでしょ?じゃあもう放棄して」の部分が「全部だめだめ処女も放棄して」に聞こえたのば僕だけじゃないと信じたい。
12.未完成交響曲
ベタベタなエモロックで、全部日本語で歌われてる珍しい曲。いくらなんでもタイトルが恥ずかしすぎる。
13.Nobody's Home
最後は若干の哀愁を漂わせつつも、このバンドらしい正統派ロック。この曲が終わった後にオマケが入ってるけど、それに関してはノーコメントで。
総評.すすめられるままに聞いてみたけど、予想以上に良かった。ティーン層に受けそうな王道ロックバンドという印象で、かなり激しい曲が多い割にはダレずに聞けたのが良い。ジャンルとしては、目新しいことはやっていない、若干ハードなエモロックなんだけど、ボーカルがこの手のバンドの中では英語の発音含めて飛びぬけて上手いので、それだけでかなりの武器になっている。こりゃあ今まで聞かなかったのが勿体無いかったな。
ClariS/BIRTHDAY
1.サヨナラは言わない
タイトルどおりセンチな印象のメロディアスな曲。の割には後ろが結構ピコピコなっていてどこか散漫な印象。でも冒頭がこのタイトルなのは面白いと思う。
2.irony
某妹アニメの主題歌。曲自体は四つ打ち王道ポップスで間奏部分が結構面白い。歌詞はまさにツンデレアニメの主題歌といった感じだが、可愛らしくはあってもそこまで媚びた印象がないのはいいと思う。
3.恋磁石
サイバーというか、機械っぽいシンセが特徴な曲。悪くはないけど、パンチ不足な気が。
4.メモリー
エイベックスっぽいというか、一昔前のアイドルが歌ってそうなミディアムバラード。タイアップがなければ入れなくてもいいんじゃないかと思った。
5.nexus
ダンサンブルなちょっと切なめポップス。サビのハーモニーや間奏あたりの掛け合いが素晴らしく、このアルバム一番の良曲だと思う。
6.flowery
スローテンポなバラード。曲数的にもこういう広がりが必要だとは思うけど、凡作。
7.コネクト
某魔法少女の主題歌。シングル曲だけあってストリングスやピアノを使っていて、派手でメロディアス。だんだん疾走してくる感じとサビ途中のブレイクっぽい所が好み。
8.プロミス
冒頭のアコギが印象的。サビ前のタメとハイハット多用のサビがいい感じの良曲。
9.graduation
なんかこのアルバム切ない系の曲が多い気がする。ここまでくると飽食気味になる。
10.treasure
やっぱり切ない系。ピアノや掛け合いのあたりは悪くはない。
11.ナイショの話
某ミステリ作家原作のアニメ主題歌。曲提供がsupercellの人らしく、お得意の派手なバンドサウンドで、バラエティの少ないこのアルバムの中では良い意味で浮いている。
12.zutto
スローバラード。別に11で終わっても良かったような……。
総評.真偽はともかく中学生という売り文句で、色んな人気アニメの主題歌を歌っている二人組グループClariSの1stアルバム。シングルを中心に割と良い曲が入っている反面、似たような曲が多いので、どうしても二週目は飛ばし飛ばしで聞いてしまう。一昔前のアイドルの曲が好きなのなら、おそらく最初から最後まで楽しめると思う。
2012年7月23日月曜日
TaNaBaTa/セツナライト
1.ナイフ投げの少女
全編渡ってギターが格好いい。ライブ映えしそうな曲。
2.Strawberry Song
疾走感のある曲。このボーカル、上手いわけではないんだけどなぜか非常に魅力的。
3.Unknown Girl
ピアノのイントロが印象的な、このアルバム一番のキラーチューン。サビ前のボーカルの掛け合いがいい。
4.ちるのちるのちるの
電波ソング? 楽しそうなギターリフとピコピコ電子音がいい感じ。
5.ダンスホールでつまかまえて
タイトル通りのダンスチューン。ギターリフが非常に秀逸で、何度も聴けるスルメ曲。間奏のテンションがかなり謎。
6.Setsuna-light
イントロのピアノが印象的なスローバラードの曲。これまでがハイテンションだったため、箸休め的に聴ける。
7.恋色少女
正統派なポップロック。ただタイトルと歌詞が恥ずかしい。
8.レイラに捧ぐ
最後もポップなロック。最後のギターがいい感じなんだけど、ドラムの音が気になるかなあ。
総評.甘酸っぱい歌詞と声が魅力のTaNaBaTaの最初の東方アレンジアルバム。自分は東方は一切知らず、それどころか、東方アレンジってだけでなんとなく拒否反応があったんだけど、聴いてみるとこれがかなり良い。ギターロックが好きな人は結構好きだと思う。音質が少し良くないのと、打ち込みっぽいドラムの音が気になるものの、それ以外はかなり高水準。これが千円ちょっとで手に入るって凄いなあ。
People In The Box/sky mouth
1.生物学
2分程度のシューゲイザーっぽい短い曲。「海の底を這い回るニーチェ」なんて歌詞からも分かるとおり、非常に不気味な曲。
2.天使の胃袋
ごりごりのベースと必要以上に手数を増やしているようなドラムが気持ちいい。何気にPeopleの中ではかなりテンションの高いキラーチューン。
3.冷血と作法
色々とごちゃごちゃで雑多な感じがたまらない。特に、曲調が変わってからの最後には圧倒される。というか、よくこんな曲を作れるよなあ。
総評.People in the box初のシングルであり、全曲アルバム未収録。シングルというよりはミニミニアルバムという感じ。
これまで通り値段以上の価値があることは言うまでもないが、ピープルは最低でもミニアルバム単位で聴くのが普通だったため、この収録時間の短さは物足りない印象を受ける。
Outer/First and Last Mini Album "OUTER"
1.Ha!!!ppiness
なんとなくマキシマムホルモンっぽいことがしたかったのは分かる。ただ、ボーカル最初のラップみたいなのが陳腐。
サビに入ると非常にメロディアスで格好いいので、そこだけが残念。
2.Synthetic Organism
良いんだけど、前曲と印象が被る。
3.BARE END
出だしからKOTOKOのクリーントーンから始まるため、これまでの曲よりは聞きやすい。ただ悪くはないけど、なんとなく印象に残りにくい。
4.L.A.M-laze and meditation-
チープなイントロが印象に残る名曲。このアルバムに入ってる曲しか聞いたことがないけど、この曲が一番Outerらしいんじゃないかと思う。
5.Leave me hell alone
いい感じに頭の悪そうな英詩メロコア。発音の下手さもあいまって、女版ハイスタンダードっぽい。個人的には大好き。
6.Dirty Boots
まさかのSonic Youthのカバー。原曲よりもよりダークでハードになっていて、Outerらしい一曲になっている。
7.easy prey
このアルバムで一、二位を争うポップな曲。ベースから始まるって時点でなんとなく好印象。個人的には8に次ぐベストトラック。
8.Bullshit!! Hard problem!!
超名曲。格好いいくせに聞き取れない歌詞といい、ポップでハードなメロコアといい、すべてモロにツボ。
総評.エロゲとかの主題歌を作っているI'veからの派生バンド。ちなみにこのCD、コミケか公式通販でしか手に入らないという鬼畜仕様になっている。
通して聞いてみた印象としては、ボーカルであるKOTOKOの英語の発音と、ロック系のシャウトが辛そうだったのが記憶に残った。元々このOuterというグループ自体がダークな曲調が多いため、KOTOKOの声とはあってないように感じた。ただ、その分KOTOKOが得意としている高音はとても格好良かったし、最後のトラックが超名曲だったため、なんだかんだで、満足できる内容だったと思う。
なんとなくマキシマムホルモンっぽいことがしたかったのは分かる。ただ、ボーカル最初のラップみたいなのが陳腐。
サビに入ると非常にメロディアスで格好いいので、そこだけが残念。
2.Synthetic Organism
良いんだけど、前曲と印象が被る。
3.BARE END
出だしからKOTOKOのクリーントーンから始まるため、これまでの曲よりは聞きやすい。ただ悪くはないけど、なんとなく印象に残りにくい。
4.L.A.M-laze and meditation-
チープなイントロが印象に残る名曲。このアルバムに入ってる曲しか聞いたことがないけど、この曲が一番Outerらしいんじゃないかと思う。
5.Leave me hell alone
いい感じに頭の悪そうな英詩メロコア。発音の下手さもあいまって、女版ハイスタンダードっぽい。個人的には大好き。
6.Dirty Boots
まさかのSonic Youthのカバー。原曲よりもよりダークでハードになっていて、Outerらしい一曲になっている。
7.easy prey
このアルバムで一、二位を争うポップな曲。ベースから始まるって時点でなんとなく好印象。個人的には8に次ぐベストトラック。
8.Bullshit!! Hard problem!!
超名曲。格好いいくせに聞き取れない歌詞といい、ポップでハードなメロコアといい、すべてモロにツボ。
総評.エロゲとかの主題歌を作っているI'veからの派生バンド。ちなみにこのCD、コミケか公式通販でしか手に入らないという鬼畜仕様になっている。
通して聞いてみた印象としては、ボーカルであるKOTOKOの英語の発音と、ロック系のシャウトが辛そうだったのが記憶に残った。元々このOuterというグループ自体がダークな曲調が多いため、KOTOKOの声とはあってないように感じた。ただ、その分KOTOKOが得意としている高音はとても格好良かったし、最後のトラックが超名曲だったため、なんだかんだで、満足できる内容だったと思う。
小林太郎/Orkonpood
1.ドグラスタ
オープニングは歪ませまくったハードなナンバー。小林太郎の持ち味のひとつであるシャウトが多分に含まれていて、このアルバムの中では一番ロックを感じる。タイトルはドラッグスターのこと?
2.安田さん
二曲目はダンサンブルでポップな曲で、個人的にはアルバムの中で一番好き。ちなみにどの辺りが安田さんなのかはまったくわからない。
3.美紗子ちゃん
Mステ初登場時に演奏した曲。前二曲に比べると演奏自体は面白みがなく、一般受けを狙ったシンプルなロックバラードといった感じ。
ただこの手のアーティストの中ではかなり歌唱力のあるため、悪くはない。というか、普通に好き。
4.SAKURA CITY
爽やかなタイトルと曲調に反して、歌詞が剣だとか切っただとか裂いただとか物騒。始まりってのはそんなもんかもしれない。
5.蛇烙
1に似た泥臭い曲。小林太郎はカードコバーンだとかチバに近い声質なので、こういった曲調が合う。
6.ソフィー
冒頭の印を踏んだ歌詞が好き。サビにもう少し疾走感があればよかったかなと思う。
7.スノーダンス
8分近くある長い曲。長い割にはちょっと単調かも。前半2分くらいは削っても良かったのでは。
総評.初めて小林太郎を聞いたけど、19歳でこのアルバムを作れるのは純粋に凄いことだと思う。特に1~3の流れは素晴らしい。ただ、どうも後半がパンチ不足でダレ気味になるのが気になった。
最近のロックは奇を衒いすぎというか、アイディアで勝負みたいな部分があるので、こういうシンプルで誰もが聞いてカッコいいと思うロックをやってくれるアーティストは貴重な存在だと思う。ぜひこれからに期待したい。
登録:
投稿 (Atom)