1.flare
造語のケルト風ポップ。エンヤとかに近い感じ。
2.Indelible name
前曲の流れを汲んだ美メロポップ。ボーカル以上に目立つコーラスが素晴らしい。
3.ラクガキ~10 billion mix~
北欧な雰囲気から一転、チップチューンっぽく始まるへんてこポップス。非常に中毒性がある。
4.letter
ゆったりとした静かな曲。ただ途中で電子音が入ってきて、どこか一筋縄ではいかない感じ。
5.メトロクローム
eufoniusお得意のメルヘンっぽい曲。
ギターソロの後に一気に曲調が変化し、そのまま終わってしまう。
6.plage
ゴスペル風のコーラスだけの曲。長さは三十秒程度しかないが、非常に綺麗で印象に残る。
7.夕空ワルツ
ケルトな美メロ再び。どうにもriyaは管弦楽器との愛称がいいみたい。
8.シラタマ
ここで流れを一気にぶった切って、猫の生活を描いたポップスへ。
散漫にならない程度に色んな電子音が鳴っていて面白い。、
9.sign
静かなピアノから始まる、音数を絞ったシリアスな曲。凍てつくような張り詰めた空気が痛々しい。
10.白い箱庭
凍った空気はここですぐに溶かされる。
前半は優しくもゆったりとした曲だが、後半から一気に加速し、アッパーチューンっぽくなる。
11.ちいさなうた~album mix~
ピアノとボーカルのみの優しいポップス。
過去の曲の再録らしいが、アルバムの雰囲気には合っている。
総評.
4年ほど前の作品だが、今年前半で一番衝撃的だった作品。
なぜこのクオリティでインディーズレーベルから出しているのかはわからない。とにかく一曲一曲のレベルが非常に高い。
ただ、ファンタジーかつ浮世離れした歌詞の曲が多く、あまりノリノリで聴くようなタイプのアーティストではないため、一般受けするにはちと厳しいか。
とにかく普通のポップスに飽きた人は、アニソン・ゲーソンの人だとかそんな偏見を捨てて、一度聴いてみればいいと思う。